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アトピーは父親から遺伝する?こどものアレルギーを抑える工夫

アトピーで苦しんできた経験があると「こどもに遺伝する?」「父親から遺伝すると聞いて不安」など、心配な気持ちが募っているかもしれません。

そこでこの記事では「アトピーは父親から遺伝するのか」について、お伝えします。また、「こどものアトピーを抑えるための5つの工夫」も紹介します。

アトピーと遺伝の関係性を理解して、不安な気持ちを払拭していきましょう。

アレルギー持ちの親からアトピーが遺伝する?

はたしてアレルギー持ちの親からアトピーが遺伝するのでしょうか?

結論から申し上げますと、アトピー性皮膚炎が遺伝するということはありません。けれども、アトピー素因は遺伝するといわれています。

アトピー素因があると、アトピー性皮膚炎や気管支喘息、花粉症や食物アレルギーなど、何らかのアレルギーを引き起こす可能性が上がります。

必ずしもアレルギーのこどもが生まれるわけではありませんが、不安や心配な気持ちがよぎるかもしれません。次は、遺伝する割合についてお伝えします。

アトピーが遺伝する割合は?

では、アトピーがこどもに遺伝する割合はどの程度なのでしょうか?

遠藤薫氏らの「アトピー性皮膚炎における両親のアレルギー調査」によると、「父母のどちらにもアレルギー既往がなければ20%であるのに対し、父母のどちらか一方にアレルギーがあれば50%、父母の両方にアレルギーがあれば66%(引用ママ)」と記されています。

両親ともにアレルギーがない場合と比べると、片親もしくは両親がアレルギー持ちであると遺伝する確率が高めです。続いて、父親・母親のそれぞれで遺伝する割合を見比べてみましょう。

父親がアレルギー持ちの場合

まず父親がアレルギー持ちだった場合についてです。

遠藤薫氏らの研究では、幼児アトピー性皮膚炎患者を対象にした調査で「アレルギー疾患の既往または現病歴は、父の方が有意に多く(53.0%)」と記しています。

およそ半数のこどもにアレルギー体質が遺伝していると考えられます。

母親がアレルギー持ちの場合

母親がアレルギーを持っている場合はどうなのでしょうか?遠藤薫氏らの研究では、幼児アトピー性皮膚炎患者を対象にした調査では「レルギー疾患の既往または現病歴は、母は39.8%」と記されています。

父親の場合と近く、およそ半数のこどもにアレルギー体質が遺伝していると考えられます。

こどものアトピー発症を抑える5つの工夫

すべてのこどもに遺伝するわけではないとわかっていても、できるだけ発症を抑えたいと思うのは親心かもしれません。

そこで、こどものアトピー発症を抑えるための工夫を5つご紹介します。

こまめに部屋を掃除する

掃除道具

1つ目は「こまめに部屋を掃除する」ことです。

アレルギーを引き起こす原因の1つにカビや花粉、ダニの死骸やフンなどのハウスダストがあります。

どの家庭にもあるものですが、ハウスダストアレルギーやアレルギー性鼻炎、気管支ぜんそくやアトピー性皮膚炎などを発症するリスクがあり、注意が必要です。

予防するためには、週に1回以上はお部屋を掃除しましょう。シーツやタオルケットも週1回は洗濯をし、清潔な環境を保つように心がけてください。

たっぷりと睡眠をとる

2つ目は「たっぷりと睡眠をとる」ことです。

睡眠時間が不足すると、自律神経系が乱れたり、免疫機能が低下したりするなど、アレルギーが悪化しやすくなります。年齢にあった睡眠時間を確保しましょう。

1~2歳の幼児は11~14時間、未就学児は10~13時間が推奨されています。小学生は9~11時間、中学生は8時間以上です。

共働き家庭だと就寝が遅くなり、夜更しや子どもの睡眠不足になりやすいかもしれません。親自ら積極的に早め早起きを心がけましょう。

栄養バランスの良い食事をする

3つ目は「栄養バランスの良い食事をする」ことです。

毎食バランスのとれた食事を用意するのは、なかなか大変かもしれません。忙しいとメイン料理だけになる日もあるでしょう。

しかしアレルギー発症を防ぐためにも、なるべく主菜・副菜・汁物などと栄養バランスのよい食事を心がけてください。その上で、アトピーにいい食べ物を積極的に取り入れてみるのをおすすめします。

関連:アトピーにいい食べ物は?おすすめの理由と合わないときの代替法

こどもとスキンシップを多くとる

4つ目は「こどもとスキンシップを多くとる」ことです。

こどもをぎゅっと抱きしめたり、手を握って歩いたりなど、日ごろからスキンシップを取っていますか?身体接触は子どもの発育にもよいといわれています。

こどもは母親のぬくもりを感じ、安心や愛情を感じることができます。こどものストレス軽減にもよいでしょう。

さらに、スキンシップをするとオキシトシンが分泌されます。オキシトシンは免疫機能の向上や細胞の修復効果の向上、自然治癒力の向上などの効果があるため、アトピー予防にもおすすめです。

化学物質や添加物の少ない生活を送る

5つ目は「化学物質や添加物の少ない生活を送る」ことです。

レトルト食品や出来合いのお惣菜には、化学物質や食品添加物が使われていることも多いです。しかし、それらをふだんから摂取していると、皮膚のかぶれや赤みなどのアレルギーを引き起こすリスクがあります。

食品を購入する際には、よく成分表示を確認しましょう。ふだんの食卓に使用されない品目が列挙されている場合には、購入を避けたほうが無難です。

関連:アトピーを悪化させる食べ物一覧 | 毎日食べてるアレも実は危険!?

必ず遺伝するわけではない。予防的な行動をとろう

アトピーで悩んできた経験があると「こどももアトピーで苦しむんじゃないか」と不安になるかもしれません。しかし、すべてのこどもにアトピーが遺伝するわけではありません。

それでも不安な人は、アトピー予防法として5つご紹介しました。こまめな掃除や子どもとのスキンシップなど、まずは1つ、今日から取り入れてみてはいかがでしょうか?

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