2025年2月26日
柿の葉茶はアトピーによい？効果や飲み方、注意点をご紹介
柿の葉茶がアトピーに効果があるって聞いたことがあるけれど、本当に効果的なのか疑問に思っていませんか？
そこで今回は「柿の葉茶はアトピー肌によいのか？」について、お伝えします。おもな効果や飲み方に加え、注意点もまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
柿の葉茶とは？おもな特徴と効果
柿の葉茶とは、柿の葉を使った健康茶のことです。カフェインが含まれておらず、豊富な栄養を含んでいます。ここでは、代表的な3つの効果についてみていきましょう。
皮膚の炎症を抑える作用
1つ目は「皮膚の炎症を抑える効果」です。
柿の葉に含まれているタンニンには、強い抗酸化作用があります。免疫力を向上させたり、皮膚の状態を健全化させたりなどの効果が期待できるでしょう。
また、柿の葉に含まれているアストラガリンには、アレルギーを引き起こす「ヒスタミン」の分泌を抑える作用があるため、抗炎症作用、抗アレルギー作用も期待できます。
皮膚のツヤや張りを保つ働き
2つ目は「皮膚のツヤや張りを保つ働き」です。
柿の葉にはビタミンCがとても豊富に含まれています。その量はレモンの10倍以上、緑茶の20倍以上とされています。
ビタミンCにはコラーゲンの生成を助け、肌の弾力をキープさせたり、日焼けやシミなどの色素沈着を和らげたりの効果を発揮します。肌の活性酸素の除去にも効果的なため、アトピー肌にもよいでしょう。
腸内環境をよくする働き
3つ目は「腸内環境をよくする働き」です。
柿の葉は、食物繊維も豊富です。腸内環境を整える作用があり、便秘解消にも期待できるでしょう。また、腸内環境がよくなることで、免疫力の向上にもつながります。
柿の葉茶のおいしい飲み方とは？おもな3つの方法
柿の葉茶は、お湯を注いでもビタミンCは損なわれないため、吸収しやすい特徴があります。では、どのような飲み方だと、おいしく飲めるのでしょうか？ここでは3つの方法をご紹介します。
急須で煮出して飲む
1つ目は「急須で煮出して飲む」方法です。
急須に柿の葉茶を1袋分入れて、熱湯を注ぎ、2～3分ほど蒸らします。好みの濃さになったら、湯呑に注いで飲みましょう。
やかんで煮出して飲む
2つ目は「やかんで煮出して飲む」方法です。
やかんに1リットル分の水と柿の葉茶1袋を入れ、火にかけます。沸騰して煮出したら、湯呑等に注いで飲みましょう。
冷やしてアイスティーで飲む
3つ目は「冷やしてアイスティーで飲む」方法です。
梅雨や夏場には、熱々のお茶よりも冷たいお茶を飲みたいときもあるでしょう。その場合には、アイスティーがおすすめです。
やかんや急須で煮出したお茶を氷の入ったグラスに注ぐことで、手軽にアイスティーを楽しめます。急速に冷やす過程で渋みが出ることもあり、飲みづらい人は水出しアイスティーもよいでしょう。
1リットル用ボトルに水と柿の葉茶1袋を入れ、冷蔵庫で数時間ほどかけて抽出する方法です。マイルドな味わいとなり、飲みやすくなります。
柿の葉茶にまつわるよくある質問
柿の葉茶に興味はあるけれど、副作用や注意点などが心配な人もいることでしょう。そこで、よくある質問にお応えしていきます。
柿の葉茶は誰でも飲めますか？
柿の葉茶はノンカフェインのため、妊婦や子どもも飲むことが可能です。
柿の葉茶には副作用はありませんか？
柿の葉茶には副作用はありません。しかし整腸作用や便秘解消作用などもあるため、飲みすぎるとお腹を壊すこともあります。お腹が緩くなりやすい人は、飲む量に注意した方がよいでしょう。
どの時間帯に飲むと効果的ですか？
柿の葉茶はお薬ではないため、推奨されている時間帯はありません。ただし、時間をおいて何回かに分けて飲んだ方が栄養を効率的に吸収できます。なるべく複数回に分けて飲むとよいでしょう。
また即効性があるわけではないため、1日に大量に飲むよりも日常的に柿の葉茶を飲む方が栄養を吸収できます。
たくさん飲んだ方がいいですか？
柿の葉茶を大量に摂取すると、下痢や軟便を招くこともあります。適度な量を飲むとよいでしょう。
柿の葉茶さえ飲めばアトピーはよくなりますか？
柿の葉茶はお薬ではないため、皮膚を清潔に保ったり、まめに保湿をしたりなどの日ごろのお手入れも重要です。特に入浴後には早めに保湿をし、肌の乾燥を防ぎましょう。
柿の葉茶で効果を感じないときはどうしたらいいですか？
効果には個人差があります。柿の葉茶で効果を感じられない人は、アトピー向けのスキンケア品でしっかり保湿するのをおすすめします。
アトピー向けの場合、鉱物油や着色料などが使用されていない肌にやさしい成分も多いです。デリケートな肌だからこそ、成分にこだわりましょう。
アトピーはお茶と保湿で肌トラブルを軽減させよう
柿の葉茶には植物繊維やビタミンCが豊富に含まれているため、免疫力の向上や抗酸化作用、抗アレルギー効果などに期待できます。
しかし効果には個人差もあるため、日ごろからアトピー向けのスキンケア品でしっとり保湿をするなど、ケアを徹底することが肝心です。
どの製品を使うべきか迷う人は、当サロンの薬剤師相談をご利用ください。皮膚の状態に合わせて、薬剤師がアトピー向けのスキンケア品をご紹介します。ご自身にあったケアで肌トラブルを軽減させましょう。
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