2024年8月10日
アトピーは化粧できないは嘘!?肌にやさしいメイクの秘訣
おしゃれをしたいけれど、アトピーだから化粧ができないと悩んでいませんか？
たしかに顔に湿疹や赤みがあると、パウダーを使うときにこすれ、皮膚への刺激になる可能性があります。けれども、アトピーだから化粧がまったくできないというわけではありません。
今回は、アトピー肌に負担をかけない「肌にやさしいメイク方法」について、ご紹介します。知識をつけて、刺激を最小限にしつつ、おしゃれを楽しみましょう。
Contents
アトピーは化粧ができないは半分嘘
アトピーだから化粧ができないと諦めかけていませんか？アトピーで化粧ができないというのは、半分は嘘です。なぜなら個人差がとても大きいからです。
アトピーと一括りにしても、顔に湿疹やかぶれが多い人もいれば、腕や足に赤みがひどいけれど顔にはほとんど表れていない人もいます。顔にほとんど症状が出ていない人なら、あまり影響はないでしょう。
しかし顔に赤みや湿疹、かぶれなどの炎症があるのに化粧をすると、刺激が加わって悪化する恐れがあります。なるべく炎症のある部分を避けて化粧をするように心がけてください。
アトピー肌に負担をかけない！化粧前の準備編
アトピー肌に負担をかけない化粧をするのなら、事前の準備が肝心です。いきなり化粧を行うのではなく、4つの準備を進めていきましょう。
1． スキンケアで事前に肌を保湿する
1つ目は「スキンケアで事前に肌を保湿する」ことです。
肌がカサカサと乾燥している状態で化粧をすると、こすれてかゆみが生じたり、刺激に敏感に反応して赤みができたりしかねません。しっかりとスキンケアを行って、肌に潤いを与えましょう。
スキンケアは、基本的に「化粧水・美容液・乳液」の3つです。化粧水で水分を補い、美容液で肌の状態を整え、乳液で油分を補います。
たっぷりと保湿をすることで、化粧による刺激を和らげられるでしょう。
2． 敏感肌用を使用する
2つ目は「敏感肌用を用意する」ことです。
スキンケア用品や化粧品の中には、アルコールや防腐剤、香料などが入っていることも多いです。パラペンやアルコールなどの添加物は、皮膚への刺激を与え、アトピー肌を悪化させる恐れがあります。
購入前に成分表示をよく確認をし、敏感肌用を用意することをおすすめします。敏感肌用の化粧品やスキンケア用品は、低刺激やオーガニックであることも多く、肌荒れを起こしづらいでしょう。
3． パッチテストを行う
3つ目は「パッチテストを行う」ことです。
敏感肌用であっても、肌に合わない成分が含まれていると、肌荒れの原因になります。購入してすぐに顔に使用するのではなく、腕や背中などに少量をつけて様子を観察してみてください。
翌日になっても赤みやかぶれなどが出なければ、肌トラブルを起こすリスクは低いでしょう。
もし店舗で購入するのなら、薬局やドラックストアなどを中心に、テスターを用意していることもあります。パッチテストではなく、テスターで相性を確かめるのもアリでしょう。
4． メイク用品はまめにお手入れをする
4つ目は「メイク用品はまめにお手入れをする」ことです。
あなたはメイク用品のお手入れをしていますか？化粧に欠かせないパフやアイシャドウチップなど、化粧をするたびに色が移るだけでなく、皮脂や汚れなども付着します。
そのまま使い続けると、雑菌が増えていき、アトピーを悪化させる一因になりかねません。定期的に洗い、清潔に保つようにしましょう。
目安としては、パウダーブラシ類は2～3か月に1回、アイシャドウチップやパフは都度洗うとよいです。メイク用品専用のクレンザーを使用して、しっかり汚れを落としましょう。
十分に水洗いをくり返し、陰干しして2日ほど十分に乾かします。1日では十分に乾ききらないこともあるので、予備のメイク用品を用意しておくと便利でしょう。
アトピー肌だけどお化粧したい！やさしいメイクの秘訣
アトピー肌だけど、お化粧を楽しみたいあなたのために、肌にやさしいメイクの方法を紹介します。大事なポイントは3つあります。１つずつポイントを押さえましょう。
1． ファンデーションを薄塗りする
1つ目は「ファンデーションを薄塗りする」ことです。
湿疹や掻きむしった後などを見られたくない気持ちから、ファンデーションを厚塗りして隠そうとしていませんか？
厚塗りをすると、何度も塗る摩擦で肌への負担も大きくなりがちです。かゆみや赤みなどを引き起こすリスクもあるため、なるべくササっと薄く塗るようにしましょう。
ファンデーションを塗るときには、なるべく大きめのパフを使うのがおすすめです。小さいパフでは、何度も肌に塗ることになり、肌に負担をかける恐れがあります。
大きなパフなら一度に大部分に塗ることができるので、効率もよく、摩擦も減らせるので、一石二鳥です。
どうしても肌で気になる箇所は、コンシーラーを指の腹で伸ばし、軽くポンポンと肌になじませましょう。赤みや湿疹をカバーできます。
2． ポイントメイクだけする
2つ目は「ポイントメイクだけをする」ことです。
アトピー肌に気づかれないために、目元や口元などのポイントメイクをしっかりするのをおすすめします。鮮やかなアイシャドウや口紅の色を選ぶことで、アトピーのかぶれや赤みよりも、口元や目元に視線が向きやすくなります。
全体的にメイクを施すよりも、肌への刺激も抑えられ、負担も少ないメイクができます。
おしゃれを楽しみたい人は、アイシャドウやマスカラ、リップクリームや口紅の色を複数用意し、気分によって使い分けることで、ポイントメイクだけでも満足度を保てるでしょう。
3． 薬指で優しく使用する
3つ目は「薬指で優しく使用する」ことです。
ベースメイクをする場合には、なるべく肌への負担が少ない薬指で塗ることをおすすめします。他の指よりも力が入りづらく、肌への負担を最小限にできます。
アイシャドウを塗るときは、チップよりもできるだけ筆を使うようにしましょう。摩擦が少なくなります。
筆を使用すると、ふんわりした色づき方のため何度も使いたくなる人もいるかもしれません。しかし何回も使用すると肌への負担がかかるので、1回だけで優しく使用するのを心がけてください。
肌への負担の少なくして、アトピーでも化粧を楽しもう
アトピー肌であっても、化粧ができないわけではありません。
敏感肌用のスキンケアや大きめのパフなど、気をつけたほうがいい点はたくさんありますが、注意をすることで肌へのダメージを減らした化粧をすることが可能です。
アトピーだからとおしゃれを我慢するのではなく、ポイントメイクや薄塗メイクなど工夫をして、楽しみましょう。
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