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アトピー性皮膚炎と自律神経系には、深い結びつきがあることをご存じですか?ストレスを強く受けたときに掻きむしってしまうなど、なんとなく気がついている人もいるかもしれませんね。
今回は、「アトピーと自律神経の結びつき」や「乱れてしまった自律神経の整える方法」をご紹介します。
Contents
ここでは、自律神経の役割や乱れてしまう原因、アトピーとの関係性について、お伝えします。
自律神経とは、私たちの意思にかかわらずに環境や気温などによって、心拍数や呼吸、体温や消化などの生命活動にかかわるもののバランスを絶妙に保ってくれる存在です。
自律神経は、交感神経と副交感神経の2つで成り立っています。日中の活動時間には交感神経が優位となり、夜になると今度は副交感神経が優位になります。
交感神経が優位な状態だと、脈拍が速く、血圧も高いです。反対に、交感神経が下がって副交感神経が優位になると、脈拍が遅くなり、血圧も下がります。体の休息に備えるためです。
しかし、休憩時間や就寝時間になっても、体の筋肉がこわばり、代謝も高い状態で、交感神経が優位になっている人が少なくありません。
では、なぜ自律神経が乱れ、いっこうにリラックス状態である副交感神経が優位になりづらいのでしょうか?
それはおもに2つの原因が考えられます。「人間関係等のストレス」と「生活習慣の乱れ」です。
上司に叱られたり、家族や恋人と喧嘩をしたり、精神的に不安定になっていると、自律神経が乱れやすいです。それはストレスによって交感神経が高ぶった状態が持続するからです。
また、生活習慣の乱れでも自律神経は乱れます。たとえば、連休で就寝時間が不規則になったり、残業が多くて就寝時間が少なかったり、食事が偏ったりする、などです。
ストレス社会を生きる現代社会は、とても自律神経が乱れやすい環境と言えるでしょう。
では、アトピーと自律神経はどう関係するのでしょうか?
自律神経が乱れると、脳内のストレスホルモンであるアドレナリンが分泌され、血液の循環が悪化します。すると、皮膚のバリア機能が下がってしまい、皮膚が乾燥し、かゆみや赤みなどが生じやすくなるのです。
耐えきれずに掻きむしれば、アトピーは悪化します。
さらに自律神経が乱れると、入眠までに時間がかかったり、睡眠の質が悪くなって疲れが蓄積したりします。免疫機能の低下を招くため、アトピーが悪化しやすい環境となります。
アトピーと自律神経が密接な関係であることがわかったら、次は整える方法です。乱れている自律神経を整える方法を知り、試していきましょう。
1つ目は「ぬるめのお湯でゆっくり入浴する」ことです。
あなたが最後にホッと一息ついたのはいつですか?働き詰めなどで、つねに緊張状態が続いているかもしれません。
42度などの熱いお風呂に入ると、むしろ交感神経が高まってしまいます。38度くらいのぬるめのお風呂につかりましょう。
ぬるめのお風呂にゆっくり浸かることで、副交感神経が優位になり、リラックスできます。
ゆっくりするのが苦手な人は、好みの入浴剤やバズボムなどを入れてみるのもよいでしょう。くつろぎ空間を整えることで、ホッと一息つけて、乱れた自律神経も整いますよ。
2つ目は「7~8時間の睡眠を確保する」ことです。
あなたは毎日何時間の睡眠をとっていますか?もし毎日の就寝時間が6時間未満なら、脳内疲労が十分にとれず、徐々に自律神経も乱れていくでしょう。
なるべく7~8時間の睡眠時間を確保してください。
忙しくて時間がないと思っていても、寝る前に興味もないのにつけているテレビ鑑賞や目的もなく見ているネットサーフィンの時間によって、睡眠時間が削られているケースもあります。
今一度、ご自身の生活を見直してみましょう。
3つ目は「寝る前スマホをやめる」ことです。
あなたはいつも寝る何分前まで、スマホをいじっていますか?ひょっとすると、眠る直前までスマホを見ているかもしれませんね。
しかし、スマホの発するブルーライトの光は、脳を覚醒させる作用があります。寝る直前に見ると、なかなか寝付けなくなったり、眠りが浅くなったりなど、睡眠リズムの乱れを引き起こすのです。
さらに質の悪い睡眠が続けば、生活リズムの乱れや自律神経の乱れも引き起こします。寝る30分前にはスマホをやめましょう。
スマホを触る習慣ができている人は、寝室にスマホを持ち込まないのも1つです。アラームはアナログ時計を用意し、物理的に離しましょう。
4つ目は「リラックスする時間をつくる」ことです。
多忙を極める現代社会では、リラックスするのが苦手な人もいます。あなたは最近リラックスすることができていますか?
ヨガやストレッチ、アロマやマッサージなど、あなたが心地よいと感じることで、リラックスする時間を確保しましょう。
あるアトピーで悩んでいた人は、ほとんど休息が取れていませんでしたが、毎日必ずリラックスする時間を3分以上確保するようにしたところ、睡眠の質も上がり、かゆいと感じる頻度も減ったといいます。
効果には個人差がありますが、もしリラックス時間が少ないと感じるようなら、積極的に取り入れてみてくださいね。
5つ目は「体にいい食べ物を摂取する」ことです。
食事の乱れも自律神経の乱れにつながっています。なぜなら私たちの体は食べたものでできているからです。
多忙であったり、ストレスが多い生活をしていたりするのなら、玄米がおすすめです。玄米にはビタミン、ミネラル、食物繊維、GABAなどが豊富に含まれています。
ビタミンB群には自律神経の働きを整える作用もあり、GABAには不安やストレスなどを軽減する作用があります。毎日の主食を玄米に変えてみてはいかがでしょうか?
食べ物のなかには、アトピーにいいといわれる食べ物もあります。乳製品や海藻類などです。くわしい効果などは下記をご覧ください。
アトピーにいい食べ物は?おすすめの理由と合わないときの代替法
今回はアトピーと自律神経の関係性について、お伝えしました。
迫りくる納期や怖いお局様、気を遣う取引先など、自律神経を乱すストレスが日常に溢れています。
リラックスする時間を積極的に確保したり、ぬるま湯のお風呂にゆっくり浸かったりなど、自律神経を整える行動をとり、かゆみを改善させていきましょう。
また、併せてアトピー専門の化粧水を試してみるのもおすすめです。
あとぴストアではアトピーや敏感肌で悩む方向けの化粧品を取り揃えています。
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