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「甘酒はアトピーに悪い」と聞き、飲むのをためらっていませんか。「飲む点滴」といわれるほど栄養価が高いのに、本当にアトピーにはよくないのでしょうか。
結論から言うと、正しい選び方をすれば、甘酒はアトピー肌のケアの味方になります。
そこで今回は「甘酒を飲むとアトピーが悪化することがあるのか」について、その理由とともにお伝えします。アトピーによいとされる理由やよくある質問についてもまとめましたので、この記事で疑問を払拭しましょう。
Contents
日本人の生活になじみのある甘酒ですが、どのような特徴があるのかをご存じですか。ここでは、主な4つの特徴をご紹介しますので、1つずつ見ていきましょう。
1つ目は「原料と種類」です。
甘酒には主に2つの種類があります。1つが米と米麹を原料とするタイプです。お米由来の自然な甘みが特徴で、アルコールを含みません。
もう1つが酒粕を原料とするタイプです。砂糖を加えて甘みを調整することが多く、微量のアルコールを含むため、子どもや妊娠・授乳中の方は避けた方がよいでしょう。
2つ目は「日本人にゆかりの深い伝統的な飲料」である点です。
甘酒の歴史は長く、古墳時代から親しまれてきたとされています。奈良時代の『日本書紀』にも甘酒の原型とされる飲み物の記載があり、江戸時代には夏バテ防止の栄養ドリンクとして庶民に広まるなど、日本人にとってなじみ深い飲み物といえるでしょう。
3つ目は「ビタミンB群や食物繊維が豊富」な点です。
甘酒は「飲む点滴」といわれるほど、栄養価が高い飲料です。特にビタミンB群と食物繊維が豊富に含まれているため、エネルギー代謝のサポートや整腸作用、疲労回復や美肌効果にも期待できます。
4つ目は「多様な飲み方が可能」な点です。
甘酒はそのまま常温で飲んでもよいですが、暑い時期には冷やしたり、寒い時期には温めたりと、さまざまな飲み方を楽しめます。
シンプルな飲み方に飽きてきたら、豆乳やアーモンドミルク、トマトジュースや炭酸水と割って飲むのもよいでしょう。
そもそも、なぜ甘酒がアトピーに悪いと言われることがあるのでしょうか。それには、甘酒の「種類」と「添加物」が関係しています。
市販の甘酒、特に酒粕から作られたものには、飲みやすくするために砂糖が加えられていることが多くあります。糖質を過剰に摂取すると、腸内環境の乱れにつながり、アトピーの症状を悪化させる一因となる可能性があります。
酒粕を原料とする甘酒には、微量のアルコールが含まれています。アルコールは血行を促進し、体温を上昇させるため、肌のかゆみを強く引き起こすことがあります。アトピーの人は、アルコールを避けるのが賢明です。
選び方にさえ気をつければ、飲む点滴といわれるほどの栄養のある甘酒は、アトピーにとって嬉しい効果が期待できます。それには3つの理由があります。1つずつ見ていきましょう。
1つ目は「肌の保水効果を高める働きが期待できるから」です。
米麹で作られた甘酒には、グルコシルセラミドが含まれています。グルコシルセラミドは、肌内部でのセラミドの生成を促し、肌のバリア機能をサポートする働きがあります。
肌の水分蒸発を防ぐことで、バリア機能が低下しているアトピー肌に、潤いをもたらすことでしょう。
2つ目は「腸内環境を整える効果が期待できるから」です。
発酵食品である甘酒には、食物繊維とオリゴ糖が豊富なため、腸内の善玉菌を増やし、腸内環境のバランスを整えます。腸内細菌のバランスが整うと、過剰な免疫反応が抑制され、アレルギー症状の軽減にもつながるといわれています。
3つ目は「抗酸化作用があるから」です。
甘酒には、エルゴチオネインやフェルラ酸、ビタミンB群などの抗酸化物質が含まれています。
アトピー性皮膚炎の肌では、炎症によって体内の活性酸素が増加していると考えられています。抗酸化作用のある成分をとることで、肌へのダメージを軽減し、肌のケアに役立ちます。
では、どのような甘酒を選べばよいのでしょうか。以下の3つのポイントを意識してみてください。
アトピーの人が飲むなら、アルコールを含まない「米麹」から作られた甘酒を選びましょう。米麹の自然な甘みだけで、砂糖が使われていないものがほとんどです。
購入前には必ず原材料表示を確認し、砂糖や人工甘味料、保存料などの添加物が含まれていない、シンプルな製品を選びましょう。「米」と「米麹」だけで作られたものが理想的です。
どんな食品でも、体に合う合わないは個人差があります。初めて飲む際は、少量から試してみて、肌の様子に変化がないか確認すると安心です。
甘酒がアトピー肌によいとわかっても「いつ飲むべきか」「副作用はないのか」などの疑問が湧くかもしれません。そこで、よくある質問についてまとめました。1つずつ見ていきましょう。
甘酒には糖質も含むため、飲みすぎには注意が必要です。一気にたくさん飲もうとはせず、毎日適量を飲むように心がけましょう。
甘酒の1日当たりの摂取目安量は、コップ1杯(150~200ml)程度です。
目的によって異なります。エネルギー補給なら朝に、間食として小腹を満たしたいなら日中に甘酒を飲むのがおすすめです。
皮膚の洗浄と保湿が肝心です。
疲れている日でも毎日お風呂に入り、皮膚を清潔に保ちましょう。お風呂上りは皮膚の水分が蒸発しやすいため、すばやく保湿をするように心がけてください。保湿剤には、アルコールや香料などが不使用な、肌にやさしいスキンケア品がおすすめです。
選び方に注意すれば、甘酒にはビタミンB群やグルコシルセラミドなど、アトピー肌に嬉しい成分がたっぷり含まれています。特に「米麹」と「米」だけで作られた無添加の甘酒は、皮膚のバリア機能を保つインナーケアとしてよいでしょう。
一方で、アトピー肌をケアするためには、体の外からの保湿も同様に重要です。皮膚を清潔に保ち、ご自身の肌に合った保湿剤で皮膚を潤わせましょう。
しかし保湿剤の種類も多く、どれがよいか迷うかもしれません。当店ではオンラインから薬剤師に相談できます。1人で悩まずに、お気軽にご活用くださいね。