5,000円(税込)以上のお買い上げで
送料無料 (5,000円(税込)以下の場合、送料全国一律600円)

menu

アロエ軟膏はアトピーに悪い?推奨しない理由とスキンケア品の選び方を解説

アロエ 軟膏

アロエ軟膏に興味があるけれど、「アトピーには悪い」との評判を耳にして、使用するか迷っていませんか。アロエには肌によいイメージがあるだけに、本当のところが気になりますよね。

そこで今回は、代表的なアロエ軟膏である小林製薬の「間宮アロエ軟膏a」を例に、その特徴を解説したうえで「アロエ軟膏がアトピー肌になぜ推奨できないのか」を理由とともにお伝えします。

アトピーの人が選ぶべきスキンケア品の5つの基準もお伝えしますので、この記事を参考に、ご自身のアトピー肌に合ったケアを見つけましょう。

アロエ軟膏とは?おもな5つの特徴

そもそもアロエ軟膏とはどのような製品なのでしょうか。ここでは代表的な5つの特徴をご紹介します。1つずつ見ていきましょう。

小林製薬が販売する第3類医薬品

1つ目は「製品区分」です。

「“あったらいいな”をカタチにする」でおなじみの小林製薬が販売しています。100年以上の歴史を誇る小林製薬による『間宮アロエ軟膏a』は、医薬品のなかでも比較的穏やかな作用である第3類医薬品に分類されます。

南アフリカ産のケープアロエを使用

2つ目は「使用されているアロエの種類」です。

保湿目的で化粧品などに使われるアロエは、多くの場合キダチアロエかアロエベラです。しかし『間宮アロエ軟膏a』は、南アフリカ産の「ケープアロエ」が使用されています。

全長2メートルほどまで成長する大型のアロエで、保湿や消炎作用があるとされています。

傷ついた表皮の再生を促進

3つ目は「傷の修復をサポートする働き」です。

アロエには傷の痛みを軽減する収れん作用や、傷の修復を促す創傷治癒効果などがあるといわれています。

『間宮アロエ軟膏a』は、傷口周辺の壊れた細胞の働きを促し、表皮の再生・修復を助けます。

3種類の油を使用

4つ目は「3種類の油を使用」している点です。

『間宮アロエ軟膏a』では、オリーブ油、ラノリン、ワセリンの3つの油が使われています。

オリーブ油:肌にうるおいを与える

ラノリン:皮膚の水分を保ち、水分が蒸発するのを防ぐ

ワセリン:皮膚の表面をコーティングし、外部刺激から皮膚を守る

3つの油を含むことで、皮膚を保湿しつつ、保護します。

天然由来の成分を配合

5つ目は「天然由来の成分を配合」している点です。

ラノリンは羊の毛に付着している「ウールグリース」を精製したものです。人の皮脂と似た性質で、外部刺激から肌を保護します。

オリーブ油に含まれているオレイン酸には、水分が肌から蒸発するのを防ぎ、しっとりと保湿する効果があります。また、抗炎症作用もあるため、肌の鎮静化にもよいでしょう。

アロエ軟膏がアトピーに悪いとされる2つの理由

アロエ自体には保湿や消炎作用が期待できるため、アトピーにもよさそうに思えますが、『アロエ軟膏』はアトピーの人にはおすすめできません。それには2つの理由があります。

ひびやあかぎれへのケア製品のため

アロエ軟膏の添付文章には「ひび、あかぎれで荒れた手などを修復」と記載されている通り、しもやけやひび割れ、あかぎれ用の塗り薬となっています。

アトピー性皮膚炎向けの製品ではないため、アトピーに対する効果は期待できないでしょう。

湿潤やただれのひどい人には使えないため

アトピーの症状が進行すると、皮膚がジュクジュクしたり、ただれたりすることも、決して珍しくはありません。しかし、アロエ軟膏の添付文書には「湿潤やただれのひどい人は医師、薬剤師等に相談すること」と書かれています。

また、使用後に皮膚に発疹や発赤、かゆみなどが起こる恐れもあるため、アトピーの人は使用しない方が賢明でしょう。

アトピーの人が選ぶべきスキンケア品の5つの基準

アトピーの人が選ぶべきスキンケア品

では、アトピーの人はどのようなスキンケア品を選ぶとよいのでしょうか。ここでは5つの基準をご紹介します。1つずつ見ていきましょう。

敏感肌・アトピーの方向けスキンケア用品をお探しの方はこちら

肌にやさしい低刺激の製品

アトピーの人は肌のバリア機能が低下しているため、アルコールやパラベン、界面活性剤などの成分が含まれていると、刺激によって肌トラブルに発展することがあります。

アルコールフリー、パラベンフリー、鉱物油フリーなど、肌にやさしい製品を選びましょう。

天然由来の成分を配合した製品

ホホバオイルや馬油などの天然由来の成分が含まれている製品がおすすめです。ホホバオイルには保湿成分がたっぷり含まれているだけでなく、雑菌の繁殖を抑えるため、アトピー肌にも相性がよいでしょう。

馬油にも高い保湿効果と抗炎症作用があり、同じくアトピーに向いています。それぞれ天然由来の成分であり、肌馴染みもよく、皮膚をしっかりと潤わせてくれるでしょう。

アトピー向けの製品

アトピー向けの製品とうたっているものは、アレルギーテスト済みであったり、高保湿の製品であったり、低刺激の製品であったりします。

また、ビタミンEなどの抗炎症作用のある成分を含んでいることも多く、肌トラブルの軽減に期待できるでしょう。

保湿成分がたっぷり含まれている製品

スキンケア製品の中には、保湿成分があまり含まれていないこともあります。成分表示を確認し、なるべく前の方にホホバオイルやセラミド、ヒアルロン酸や馬油などの保湿成分が入っている製品を選びましょう。

薬剤師等に相談ができる

「アトピー向け」と一括りにされていても、ニキビの有無や乾燥具合などは人によって異なります。自分の肌に合う製品を選ぶためには、専門家からの助言はとても有効です。

事前に薬剤師などに相談をし、合う製品を絞って購入しましょう。時間がなくてお困りの方は、当店ではオンラインから気軽に薬剤師に相談できますので、この機会にご利用ください。

薬剤師に相談しながらスキンケア製品を選ぶ

アトピーの人は肌にやさしい製品を選ぼう

アロエ軟膏は100年以上の歴史のある小林製薬が販売し、ケープアロエを使用するなど、ユニークな製品です。

しかし、しもやけやあかぎれの人向けの製品であり、ただれのひどい人は使用できず、アトピーの人にはあまりおすすめできません。

アトピーの人は保湿成分がたっぷりかつアトピー向けの製品を選ぶのをおすすめします。しかしスキンケア品の数が多く、絞り込むのも容易ではありません。

どの製品がよいか迷う方は、当店ではオンラインから薬剤師に相談できます。悩みを払拭し、肌をケアしましょう。

敏感肌・アトピーの方向けスキンケア用品を探す

limited