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入浴剤を楽しみたいけれど、アトピーが悪化した経験がある場合、使うのをためらうかもしれません。そもそもなぜ入浴剤を使うと、かゆみや赤みが起こることがあるのか、ご存じでしょうか?
今回は「入浴剤を使うとかゆくなる理由と選ぶときのポイント」について、お伝えします。
アトピーの方が気を付けるべき入浴前後の注意点についてもご紹介しますので、ぜひ日々の生活に取り入れてみてください。
Contents
アトピーや敏感肌の人が入浴剤を使ってかゆくなるのは、おもに3つの理由があります。1つずつ見ていきましょう。
1つ目は「入浴時に体温が上昇するから」です。
入浴剤の香りや色を楽しむために、ゆっくり入浴し、1日の疲れを癒したいと思うかもしれません。しかし入浴すると、血行が促進され体温が上昇することでアトピーの人はかゆみが増したり、皮膚が赤くなったりすることがあるため、注意が必要です。
2つ目は「含まれている着色料や香料が刺激になるから」です。
入浴剤は、赤色や黄色、緑色や紫色などバリエーションが豊かですが、人工着色料が使われていることも多く、アトピーの人にとってそれが皮膚への刺激となり、ヒリヒリしたり、かゆみを引き起こしたりすることも多いです。
また入浴剤にはリラックス目的として、人工香料が使われていることも少なくありません。天然由来ならともかく、人工香料の場合はアレルギー反応を引き起こす危険性もあり、肌トラブルの原因になります。
3つ目は「重曹や硫黄が肌トラブルを起こすことがあるから」です。
重曹(炭酸水素ナトリウム)には、古い角質を取り除く効果があるため、入浴剤に含まれていることが多いです。しかし皮膚の乾燥を招くため、敏感肌やアトピー肌の人はかゆみ等を引き起こしやすいでしょう。
また、硫黄は刺激が強めで、皮膚を乾燥させる性質があります。皮膚のバリア機能が低下しているアトピー肌にとっては赤みやかゆみを引き起こす危険性があるでしょう。
入浴剤で肌が荒れる危険性を知ったとしても、リラックス目的で使いたいという人もいることでしょう。そこで、アトピーだけど入浴剤を使いたい場合に、肌トラブルをなるべく引き起こさない入浴剤を選ぶポイントをご紹介します。
1つ目は「発泡系入浴剤を避ける」ことです。
ブクブクと泡立って溶ける発砲系入浴剤は、小さな子どもにも大人気なため、子どものいる家庭では使用する機会が多いかもしれません。
しかし炭酸やガスの含まれている発泡系入浴剤は刺激が強く、湿疹や赤みなどのある状態で入浴すると悪化する恐れがあります。成分表示をよく見て、発泡系入浴剤は避けましょう。
2つ目は「薬用入浴剤を選ぶ」ことです。
一般的な入浴剤は、雑貨もしくは化粧品の区分です。雑貨の入浴剤は色や香りを楽しむ目的で、化粧品に分類される入浴剤は、皮膚の洗浄や皮膚を健康に保つ目的で販売されています。
対する薬用入浴剤は、あせもや湿疹、ひびやあかぎれ、にきびや疲労回復などの症状に効能がある成分が含まれています。
このように、入浴剤の中でもそれぞれ目的が異なるためあなたの肌の悩みに合致するものを選ぶとよいでしょう。
3つ目は「保湿成分入りの入浴剤を選ぶ」ことです。
入浴剤の中には、セラミドやホホバオイル、スクワランなどの保湿成分が含まれているものがあります。
セラミドには肌を乾燥から守り、肌のバリア機能を高める性質があります。ホホバオイルには高い保湿効果があるほか、雑菌の繁殖を抑える作用もあるためアトピー肌と相性がよいでしょう。
スクワランには刺激が少なく、皮膚から水分が蒸発するのを防ぎ、保湿してくれます。さらに肌のターンオーバーを促す作用もあり、美容効果に期待できるでしょう。
アトピーの人は、積極的に保湿成分入りの入浴剤を選ぶのをおすすめします。
入浴剤の選び方以外にも、アトピーの人がお風呂に入る際に注意しておくべきことがあります。肌トラブルを回避するためのポイントを押さえておきましょう。
1つ目は「40度以下のぬるま湯につかる」ことです。
寒くなると熱々のお風呂に入りたくなるかもしれません。しかし湯船の温度が高いと、皮膚の乾燥を招きます。なるべく40度以下のぬるま湯につかりましょう。
2つ目は「長湯しない」ことです。
入浴する時間は、10分未満がおすすめです。なぜなら長時間湯船につかると、血行が良くなり、かえって乾燥する恐れがあるからです。アトピーの人は長湯を避けましょう。
3つ目は「ボディソープや石鹸も無添加なものを選ぶ」ことです。
ボディソープの中には、人工香料や着色料、パラベンやアルコールなどの添加物などが含まれていることも多いです。しかしアトピーの人にとっては刺激となりえるため、なるべく無添加なものを選びましょう。
4つ目は「入浴後はすみやかに保湿をする」ことです。
入浴後は、10分以内に皮膚や顔を保湿しましょう。時間が経つと、入浴前よりも皮膚が乾燥し、かえって悪化する恐れがあるためです。
脱衣所にバスタオルだけでなく、スキンケア化粧品やボディクリームを用意しておくとスムーズに保湿できます。
5つ目は「保湿剤も無添加なものを使う」ことです。
保湿剤も何でもいいわけではありません。パラベンやアルコール、香料や着色料などの含まれていない無添加なものを選ぶのをおすすめします。アトピー向けで高保湿な製品だとなお失敗しづらいでしょう。
アトピーだからといって、入浴剤の使用を諦める必要はありません。発泡系入浴剤や香料、着色料などの含まれているものを避け、保湿成分入りの入浴剤を選ぶことで、肌トラブルに発展しづらいでしょう。
入浴時には、ボディソープや石鹼も無添加かつ保湿成分の含まれているものを使うのをおすすめします。成分によっては肌トラブルの原因となるためです。
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