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おむつかぶれによいとされるベビーパウダーですが、アトピーの赤ちゃんにも使ってよいのか判断に迷っていませんか?
結論から言いますと、アトピーの赤ちゃんにベビーパウダーはおすすめできません。今回は、その理由について解説します。
ベビーパウダーの役割や成分、代替行動についてもご紹介しますので、必要な知識をインプットしていきましょう。
Contents
ここでは、ベビーパウダーのおもな役割と成分について解説します。1つずつ見ていきましょう。
1つ目は「粉末状の医薬部外品」です。
ベビーパウダーは医薬品ではなく、多くは医薬部外品や化粧品として分類されています。乳幼児に使われることが多いため、この名称がつけられています。
2つ目は「あせもや肌荒れの予防効果」です。
おむつかぶれや蒸れなどによるあせもや肌荒れを防ぐ目的で、ベビーパウダーがしばしば使用されます。
使うことで汗や皮脂などの余分な水分を吸収し、肌を清潔かつサラッとした状態に保つことができます。
3つ目は「主な成分はコーンスターチとタルク」です。
赤ちゃんに使用する際に、気になるのが成分です。コーンスターチはとうもろこしを原料とするでんぷんで、タルクは含水珪酸マグネシウムを原料とする鉱産物です。いずれも天然成分が中心といえるでしょう。
なぜベビーパウダーはアトピーの赤ちゃんにおすすめできないのでしょうか?それには3つの理由があります。1つずつ見ていきましょう。
1つ目は「肌トラブルがあるときの使用は悪化のリスクがあるから」です。
アトピーの赤ちゃんは皮膚に湿疹やひっかき傷など、何らかの肌トラブルを抱えていることが多いです。しかし肌トラブルがあるときに使用すると、悪化させる恐れがあります。
また粉末タイプのベビーパウダーの粉を赤ちゃんが吸い込むと、呼吸器を刺激して、炎症を起こす恐れもあります。粉が舞わないように細心の注意が必要です。
2つ目は「大量につけるとあせもの原因になるから」です。
大量にベビーパウダーをつけたり、厚塗りしたりすると、汗線をふさぎます。結果的にあせもや湿疹の原因になるため、塗りすぎに注意がいります。
3つ目は「防腐剤や香料が刺激になる恐れがあるから」です。
ベビーパウダーの中には、防腐剤や香料が含まれているものがあります。デリケートな肌のアトピーの赤ちゃんにとっては、刺激となって肌トラブルに発展する危険性があります。
以上のことから、アトピーの赤ちゃんにベビーパウダーはあまりおすすめできません。
アトピーの赤ちゃんには、どのようなことをするとよいのでしょうか?おすすめの7つの行動をご紹介します。1つずつ見ていきましょう。
1つ目は「汗をかいたらすぐに着替える」ことです。
赤ちゃんの体温は大人よりも高いため、汗をかくことが多いです。遊んだあとや外出中は汗をかいていないか、こまめに確認しましょう。
もし赤ちゃんが汗をかいていたら、すぐに服を着替えさせ、清潔な状態を保ってください。
2つ目は「おむつをこまめに変える」ことです。
おむつの中は排泄物や汗などがこもり、蒸れやすいです。おむつが濡れたら、少量であっても早めにおむつを交換することで、蒸れるのを防止できます。
また、夏や梅雨はじめじめするため一層蒸れやすい時期になります。まめな交換を意識しましょう。
3つ目は「通気性のよい衣類を着せる」ことです。
赤ちゃんにはどのような衣類を着せていますか?体温の高い赤ちゃんには、通気性のよい綿や麻、絹などの天然素材の衣類を着せてあげましょう。
天然素材の衣類は肌さわりもよく、汗の吸収もよいです。
4つ目は「シャワーや沐浴で皮膚を清潔に保つ」ことです。
赤ちゃんの沐浴は、基本的に1日1回で十分です。
しかし汗ばむ時期には、皮膚を清潔に保つために1日2回の沐浴にしたり、シャワーで汗を洗い流してあげたりするのをおすすめします。
入浴の際には、肌にやさしい天然由来の石鹸をやさしく泡立てて、体を洗ってあげましょう。
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5つ目は「かゆがるときには冷やす」ことです。
アトピーの赤ちゃんは、かゆさから衝動的に皮膚を引っ掻いてしまうこともあるものです。しかしミトンをしても嫌がって取ってしまったり、泣きわめいたりするかもしれません。
もし赤ちゃんがかゆさから泣くなら、患部を冷却するのをおすすめします。冷やすことでかゆみも緩和し、引っ掻くのを防止できます。
6つ目は「入浴後はすばやく保湿をする」ことです。
入浴後の体は、かえって体が乾燥しやすい状態です。すぐにバスタオルで身体をふき、すぐにベビーローションなどの保湿剤で、皮膚に潤いを与えましょう。
7つ目は「天然素材の保湿剤を使う」ことです。
赤ちゃんの肌は大人以上に皮膚が薄く、デリケートです。だからこそ馬油やオリーブオイルなどの天然素材の保湿剤を使いましょう。
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ベビーパウダーはでんぶんや鉱産物が中心ですが、つけすぎるとあせもや湿疹の原因になるため注意が必要です。
デリケートなアトピーの赤ちゃんにはベビーパウダーよりも、天然由来の保湿剤を使い、しっかり皮膚に潤いを与えてあげましょう。
また、無添加の石鹸で洗い、皮膚を清潔に保つことも重要です。どのスキンケア品でケアをしたらよいのか迷ってしまう方は、経験豊富な薬剤師がオンラインで無料相談を行っています。悩みが深刻化する前に、ご相談ください。