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産後のアトピーの悪化がひどく、悩んでいませんか?アトピーの症状が復活したり、お薬が効かなくなったりすると、授乳や子育てへの懸念からよけいに心配になるかもしれません。
そこで、この記事では「産後のアトピー悪化が起こる原因」や「対処方法」などをお伝えします。赤ちゃんのためにも改善に向けて取り組みましょう。
なぜ産後にアトピーが悪化するのでしょうか?それにはおもに4つの原因があります。
1つ目は「産後の疲労や寝不足で免疫力が低下しているから」です。
生まれたばかりの赤ちゃんはまとまった睡眠がとれず、産後で回復しきれていない体調の中、夜泣きへの対応やこまめな授乳、おむつ替えなどが待ち受けています。
家族総出で取り組めればまだよいのですが、ワンオペ育児では睡眠も細切れで、しだいに寝不足や疲労が溜まりがちです。
睡眠不足によって免疫力低下を引き起こすと、肌のバリア機能が低下し、かゆみや赤みなどが起こりやすくなります。
2つ目は「女性ホルモンのバランスが乱れているから」です。
妊娠から出産にかけて、女性の体の中は、とても変化が大きいです。妊娠を継続させるために分泌されていた女性ホルモンが、出産後は急激に減少します。
短期間にエストロゲンもプロゲステロンも分泌量がほぼ0になることによって、自律神経も乱れがちです。過度な交感神経の優位な状態が続くことで、血液循環が悪くなります。結果的に、アトピー悪化につながるのです。
3つ目は「慣れない子育てによるストレス」です。
初めての子育ては右も左もわからないことだらけです。育児本に書かれている通りに赤ちゃんをあやしても泣き止まなかったり、発育が遅かったりなど、わからないストレスや戸惑いも多いことでしょう。
ストレスが溜まっていくことで、自律神経が乱れたり、免疫機能が低下したりすることで、アトピーの再発や悪化にもつながりやすいです。
4つ目は「子育て優先で保湿がおろそかになりやすいから」です。
産後は、赤ちゃんが中心のライフスタイルになります。おむつ交換やミルクづくり、寝かしつけ等、赤ちゃんの面倒をみるうちに、保湿や肌のケアなどがおろそかになることも珍しくありません。
しかし、保湿を怠ってしまうと乾燥が悪化し、アトピー悪化にもつながります。
産後に起こるアトピー悪化に対して、どのような対処方法があるのでしょうか。ここでは、4つの方法を紹介します。
1つ目は「皮膚科を受診する」ことです。
発疹や赤みなどのアトピー症状が目立ってきたら、たとえ子育てで忙しかったとしても、皮膚科を受診しましょう。子連れでの受診も、温かく迎え入れてくれるはずです。
医師に診察してもらうことで、授乳中でも問題のないお薬を出してもらえるでしょう。受診中に不安な点なども併せて解消できれば、ストレスや不安なども和らぎます。
2つ目は「しっかりと肌を保湿する」ことです。
アトピー肌の悪化を防ぐためには、保湿が欠かせません。外用剤を処方されている通りに塗りましょう。
また、お風呂上りには顔や体の保湿を心がけてください。入浴してしばらく放置すると、肌が再び乾燥します。できれば入浴して15分以内に保湿クリームや化粧水等でケアをしましょう。
3つ目は「休めるときには休養する」ことです。
赤ちゃんの睡眠は、個人差があります。3時間おきと育児本に書いてあっても、眠らない子はお布団に戻したとたんに起きてしまったり、1時間もせずに目を覚ましたりすることも少なくないからです。
だからこそ、産後は休めるときには時間を気にせずに休養しましょう。寝かしつけの際に一緒に寝たり、親や兄弟が手伝いに来てくれる間には休んだりなど、無理ない生活を心がけてください。
4つ目は「ストレスを溜めない」ことです。
初めての子育てでは、赤ちゃんが泣く理由がわからずに不安になったり、ミルクを飲んでくれずに困ったりなど、ストレスがかかりやすいでしょう。
積極的にストレス発散を心がけてください。ご主人に子育てを代わってもらったり、1人の時間を30分でも設けたりなど、ストレスを溜めない心がけが肝心です。
ストレスとアトピーの関係については、「アトピー悪化の原因はストレス?かゆみを抑えるための5つの解決策」を参考にしてください。
産後のアトピーについて、よくある質問をまとめました。1つずつ見ていきましょう。
産後のアトピーの悪化は、数日だけ続く場合もあれば、数か月も継続する場合もあります。個人差が大きいでしょう。
母親がアトピーであっても、すべてのこどもに遺伝するわけではありません。
遠藤薫氏らの研究では、幼児アトピー性皮膚炎の患者を対象にした調査では「アレルギー疾患の既往または現病歴は、母は39.8%」とあり、4割程度です。気にしすぎないでよいでしょう。
こどもへの遺伝について知りたい方は、「アトピーは父親から遺伝する?こどものアレルギーを抑える工夫」にまとめていますので、参考にしてください。
こどもをアトピーにしないためには、ワセリンなどで赤ちゃんの体を保湿することが肝心です。乾燥していなかったとしても、こまめに保湿クリームを塗りましょう。
また、産後の母親のストレスが過剰だと赤ちゃんにも悪影響を及ぼすことがあります。赤ちゃんの心身の健康のためにも、まずは母親がストレスを抱え込まないように心がけてください。
産後の女性の体は、目まぐるしく変化しています。上昇していた女性ホルモンの分泌が産後にほぼ0になるため、自律神経が乱れてしまい、アトピー悪化にもつながります。
初めての子育てはわからないことや不安も多いかもしれませんが、先輩ママに相談したり、夫や親と協力し合ったりなど、抱え込まずにストレス発散に努めましょう。
またアトピー改善のためにも、積極的に保湿クリームを塗るのもおすすめです。
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