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唇の荒れや乾燥に悩んでいませんか?実はその唇の荒れは口唇炎といい、アトピーの人に多い症状の1つです。
口唇炎になると唇にひびが入ったり、炎症が起こって赤く腫れたり、ブツブツと湿疹ができたりします。
今回は「アトピーで唇が荒れる4つの原因」と「3つの解決策」について、ご紹介します。口唇炎の予防策も併せてお伝えしますので、参考にしてください。
Contents
なぜアトピーで唇が荒れるのでしょうか?ここでは4つの原因を紹介します。1つずつ見ていきましょう。
1つ目は「皮膚が乾燥しているから」です。
アトピー性皮膚炎の人は、身体がカサカサと乾燥していることが多いです。特に唇は身体の中でも角層が薄いため、より乾燥しやすいでしょう。
また、空気が乾燥していると、水分を溜めづらい唇はより乾燥しやすくなります。
2つ目は「リップクリームや口紅が合わないから」です。
アトピーの人は皮膚がデリケートなため、人工着色料や人工香料の入っているリップクリームや口紅が合わないことがあるでしょう。合わない化粧品の使用は、皮膚トラブルを招き口唇炎を引き起こすことがあります。
3つ目は「刺激性のある飲食物を摂取したから」です。
好きなものを食べるのはストレス発散や幸福感の高まりなどのメリットがあります。その一方で、カレーやコーヒーなど刺激性のある飲食物を摂取することで、発汗や体温の上昇によってかゆみや赤実などを引き起こすことがあり、注意が必要です。
4つ目は「唇を舐める癖があるから」です。
唇の乾燥が気になって唇を舐めると、舌で舐める習慣のある病気を「舌なめずり皮膚炎」と言います。
唇を舐める刺激によって、さらに唇が乾燥し、色素沈着や腫れ、ただれを招きます。
唇を舐めると潤う気がするかもしれません。しかし唾液に含まれる消化酵素によって、かえって乾燥するため、唇を舐めるのは控えてください。
口唇炎を治したい人は、どのようなことをしたらよいのでしょうか?ここでは3つの解決策を紹介します。
1つ目は「スキンケアを徹底する」ことです。
口唇炎の初期症状の場合、日々の保湿がとても効果的です。唇は体の中でも特に角層が薄いため、リップクリーム等でしっかりと保湿をしましょう。
リップクリームの中には着色料や香料などが含まれているものもあります。添加物がかえって唇を刺激し、口唇炎を悪化させたり、改善を妨げたりする恐れがあり、注意が必要です。
成分表示をよく確認し、無添加のスキンケア品を選びましょう。
2つ目は「適切にビタミンを補充する」ことです。
ビタミンB群は、新陳代謝を高めて肌のターンオーバーを促します。なかでもビタミンB2やB6は、乾燥によって起こる炎症の抑制作用や保湿作用などもあるため、積極的に摂取しましょう。
ビタミンB2の多い食材としては、ウナギやサバなどの魚介類、卵や牛乳などが挙げられます。B6の多い食材としては、玄米や大麦などの穀物類、マグロやカツオなどの魚介類、豚ヒレ肉や牛レバーなどです。
3つ目は「内服薬や外用剤をしっかり使う」ことです。
唇のかゆみや赤み、ひび割れや湿疹などが強い場合には、皮膚科で内服薬や外用剤が処方されることもあるでしょう。処方された薬は、医師の指示通りにしっかり使うことで、早期治療につながります。
かゆみや赤みなどの症状が強いなら病院へ行き、お薬も併せて活用しましょう。
口唇炎の予防策としては、何をしたらよいのか迷うかもしれません。そこで防ぐために取り組むべきことをまとめました。1つずつ見ていきましょう。
1つ目は「部屋の湿度を適切に保つ」ことです。
理想の湿度は、季節によって異なることをご存じですか?夏は50~60%、冬は40~50%とされています。
乾燥はアトピーの悪化や口唇炎にもつながります。室温が低い場合には、濡れたタオルや洗濯物を室内に干したり、加湿器を使ったりすることで、乾燥を防ぎましょう。
2つ目は「高保湿のリップクリームを使う」ことです。
リップクリームの中にはデザイン性が強く、保湿性があまり優れていないものも混ざっています。口唇炎の予防のために、ホホバオイルやオリーブオイル、セラミドやミツロウなどが含まれているリップクリームを選びましょう。
3つ目は「皮膚にやさしいスキンケア品を使う」ことです。
唇も皮膚の一部です。スキンケアをするときには唇にも化粧水や美容液などを塗り、保湿をしましょう。
唇はアルコールや界面活性剤などの刺激性のある成分が含まれていると、かえって悪化する恐れもあります。成分表示をよく確認し、皮膚にやさしいスキンケア品を選ぶように心がけてください。
4つ目は「帰宅したら早めに化粧を落とす」ことです。
化粧をしているときには、色付きリップクリームや口紅、リップグロスなどを使用していることでしょう。皮膚の負担を軽減させるためにも、帰宅したら早めに化粧を落とすように心がけてください。
なお、唇は角層が薄いためゴシゴシこすると逆効果です。コットンにメイク落としを少量取り、やさしく唇の化粧をオフしましょう。
5つ目は「日焼け止め対策を行う」ことです。
唇は角層が薄いので、UVの影響も出やすいです。特に4月ごろから紫外線量が増加をし、6~8月にかけてピークを迎えます。
唇に対しても日焼け止め対策を行いましょう。UVカット効果のあるリップクリームを使うのをおすすめします。
唇が乾燥していると、つい舐めたくなるかもしれません。しかし唇を舐めると、唾液に含まれる消化酵素や摩擦によって、かえって唇の状態を悪化させます。舐める代わりに保湿をしましょう。
特に口唇炎の初期症状の場合には、保湿がとても効果的な解決策です。毎日のスキンケアの際には唇にも保湿剤を塗りましょう。
角層が薄いからこそ、ホホバオイルやオリーブオイルなどの肌にやさしく、高保湿の製品でのケアが大事です。
どの保湿剤がよいか迷う人は、アトピー向けの有効成分入りの製品もありますので、この機会に利用してみてはいかがでしょうか?