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大昔から民間療法として使われてきたびわの葉は、インドや中国などでは薬用のツールとしても用いられています。国内においても、漢方薬に含まれているびわの葉ですが、アトピーにも効果があるのでしょうか?
今回は「びわの葉の効能や使い方」について、取り上げます。使用時に注意すべきポイントと合わないときの代替法についてご紹介しますので、使うか迷っている方は参考になさってください。
Contents
びわの葉の形状が楽器の琵琶(びわ)に似ていることから、名づけられたと言われています。
中国では、びわの葉や花、根や種子にも薬効があるとされていますが、ここでは日本におけるびわの葉のおもな効果についてご紹介します。1つずつ見ていきましょう。
1つ目は「あせもや湿疹を和らげる効果」です。
びわの葉にはクエン酸やリンゴ酸、ポリフェノールやアミグダリンなどが多く含まれています。それらの成分が皮膚を保湿して保護したり、消炎作用を発揮したりすることで、あせもや湿疹のかゆみや炎症の緩和に期待できるでしょう。
2つ目は「ニキビ肌を軽減させる効果」です。
びわは抗酸化物質であるβカロテンやポリフェノールなどを多く含んでいるため、抗菌作用を発揮してニキビ肌の予防に期待できます。
また、シミのもととなるメラニンを抑える作用や肌への保湿効果もあるため、乾燥肌やしみの予防にもよいでしょう。
3つ目は「咳や喘息を改善させる効果」です。
びわはビタミンB群やクエン酸、リンゴ酸などを含んでいるため、咳や喘息などの健康トラブルの軽減に効果が期待できます。咳を鎮めたり、鼻詰まりを解消させたりする効果もあるため、辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)という漢方薬にもびわの葉は含まれています。
では、びわの葉をどのように使うとよいのでしょうか?ここではおもな4つの使い方についてご紹介します。1つずつ見ていきましょう。
乾燥させたびわの葉5gに対し、約1リットルの水を入れ、沸騰させます。好みの濃さになったら茶葉を取り出して、飲みましょう。
計量等が面倒な方は、ティーバックタイプで販売されているものを使用すると、手間が省けます。
清潔なタオルやガーゼを用意し、桶や洗面器に熱々のお湯に浸し、よく絞ります。絞ったタオルやガーゼにびわの葉エキスを数滴ふりかけ、よく染み込ませたら、かゆみや湿疹等が気になる患部に当てます。
直接気になる部位に塗る湿布法は、かぶれを起こすこともあるため、事前にパッチテストを行いましょう。
市販品の中にはびわの葉エキスが入っている化粧品もあるため、それを使う方法があります。時間がある方は、水で5倍に希釈したびわの葉とグリセリンを加え、手作りのびわ化粧水を使用するのも1つの方法でしょう。
ただし、手作りのスキンケア品には防腐剤が入っていないため、冷蔵庫でよく冷やし、早めに使い切る必要があります。
あらかじめびわの葉を熱湯で煮だし、その煮汁を浴槽に入れて入浴する方法です。びわの成分が抽出され、ポカポカと温まるでしょう。
びわの葉を使用するときには、注意すべきこともあります。ここで3つのポイントを押さえておきましょう。
1つ目は「過剰摂取をしない」ことです。
びわの葉には、体内で分解されるときに毒性を持つシアン化合物が含まれています。体によいからと言って、大量に摂取すると青酸が発生し、副作用として頭痛やめまいを引き起こす恐れがあります。必ず基準量を守るようにしましょう。
2つ目は「種は摂取しない」ことです。
びわの種にはアミグダリンが含まれていて、大量に摂取すると中毒症状を起こすリスクがあります。果実は成熟とともに毒が分解されるため問題はありませんが、くれぐれも種は摂取しないようにしましょう。
3つ目は「お薬ではないため合わない人もいる」ことです。
びわの葉は古くから民間療法として使われていますが、お薬ではありません。効能は広く知られていますが、西洋医薬のような即効性はなく、合わない人もいます。
もし試して合わない場合には、1つの方法に固執せずに別の方法を試しましょう。
もしびわの葉が合わない場合には、どのような代替案があるのでしょうか?
民間療法で肌の調子を整えたいのなら、今使っているスキンケア品を低刺激である無添加なものに変えるのをおすすめします。
ワセリンやパラベン、エタノールや香料などの刺激性のある製品の使用をやめ、無添加なものを使うことで、肌質の改善に期待できるでしょう。
2つ目は「アトピー向けのスキンケア品を使う」ことです。
アトピー向けのスキンケア品なら、乾燥しやすい肌に充分な保湿を促す成分や皮膚の炎症を抑える成分などが含まれていることも多いです。肌の状態を改善したいなら、一度試してみるとよいでしょう。
びわの葉は、あせもや湿疹、ニキビ肌や喘息の改善などに使われてきた歴史があります。使用方法も、お茶やびわ風呂など手軽に取り入れられるものが多いでしょう。
けれども過剰摂取は副作用を引き起こすこともあり、注意が必要です。リスクを少なく肌の調子を整えたいなら、アトピー肌に合うスキンケア品を活用するとよいでしょう。
しかしアトピー肌向けの製品も数が多く、迷うかもしれません。当サロンでは薬剤師が無料相談も実施しているので、合う製品がまだ見つかっていない方はお気軽にお試しくださいね。