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ハトムギはアトピーを悪化させる?噂の真実の解明とおもな効果

ハトムギがアトピーを悪化させるという噂を耳にしたことはありませんか?お茶や化粧水など、多岐に渡って使用されているハトムギは、はたしてアトピーに良くないのでしょうか?

今回は噂の真実の解明について、お伝えします。真偽を確かめて、不安を払しょくさせましょう。

そもそもハトムギとは? おもな成分

ハトムギとはイネ科の植物で、豊富なたんぱく質やカルシウム、脂質や鉄分、ビタミンB群などを含んでいます。ハトムギの種の皮を除いて乾燥したものがヨクイニンです。

漢方でおなじみのヨクイニンは、ターンオーバーを正常化させる働きがあります。老廃物を排出したり、炎症を抑えたりするため、美肌や美白にも効果があるでしょう。

ハトムギがアトピーを悪化させるってホント?

では、ハトムギがアトピーを悪化させるのでしょうか?金沢大学大学院医薬保健学総合研究科の鈴木信孝氏らの研究では、次のような改善が報告されています。

アトピー性皮膚炎患者を対象に、ハトムギ全粒熱水抽出エキス(CRD)を保有する健康補助食品を摂取した研究結果によると「1か月ごろから湿疹の徐々に軽快」「2か月目で手首の湿疹の改善」「10か月経過で湿疹がない」などの改善が確認されました。

参照:鈴木信孝、許鳳浩、上馬塲和夫、橋本慎太郎「ハトムギ全粒熱水抽出エキス(CRD)摂取が有用と思われた皮膚炎例:事例研究」2020、日本補完代替医療学会誌、17巻、1号

つまり、ハトムギはアトピーにとって危険ではなく、むしろ改善に期待できる成分だと言えるでしょう。

ハトムギのおもな効果と働き

では、ハトムギのおもな効果と働きを見ていきましょう。

胃腸の働きを改善する

1つ目は「胃腸の働きを改善する」です。

水分補給をし過ぎると、胃酸が薄まりすぎて、消化不良を引き起こし、胃への負担が増すことがあります。しかしハトムギには余分な水分や老廃物を取り除く性質があるため、胃を丈夫にしてくれるでしょう。

加えて、ハトムギにはカリウムやアミノ酸などが豊富に含まれています。食物繊維は白米の8倍ほどもあり、腸内環境を整え、便秘解消にもよいです。

免疫機能を向上させる

2つ目は「免疫機能を向上させる」です。

ハトムギを摂取することで、ヘルパーTやキラーTなどの免疫細胞が増えます。免疫細胞の働きが活性化することで、免疫機能が向上し、炎症の軽減にも期待できるでしょう。

シミやニキビ、肌トラブルを軽減させる

3つ目は「シミやニキビ、肌トラブルを軽減させる」です。

ハトムギに含まれているコルクセラノイドには、肌のターンオーバーを活性化させる働きがあります。また、良質なアミノ酸を多く含んでいるため、肌の新陳代謝を促し、イボ取りやシミ取り、ニキビケアなどにも用いられています。

さらに、老廃物を排出し、角質に潤いを与えることで、大人ニキビやシワなど、肌トラブルの軽減にもよいでしょう。

アレルギーを抑制させる

4つ目は「アレルギーを抑制させる」です。

ハトムギには、アレルギーを引き起こす成分であるヒスタミンの働きを抑制する効果があります。炎症物質を抑制する作用もあるため、アレルギーの予防や改善にも期待できるでしょう。

ハトムギの効果的な摂取方法とは?

ハトムギはどのように摂取するのが効果的なのでしょうか?ここでは3つの方法を紹介します。

ハトムギ茶

1つ目は「ハトムギ茶」です。

ハトムギ茶はもっとも手軽に摂取できる方法の1つです。市販品ではティーバックタイプやスティックタイプなどで売られています。

作る場合には、鍋に水1リットルとハトムギを10gほど入れて、沸騰させます。沸騰後は弱火で20分弱ほどコトコト煮て、茶こしでこして飲みます。

火力が強いと苦くなるため、火加減には注意しましょう。味が濃すぎた場合には、水を足して調整が可能です。ハトムギ茶を作ったら、その日のうちに飲み切りましょう。

ハトムギごはん


2つ目は「ハトムギごはん」です。

一晩浸水させたハトムギを、白米と一緒に炊飯するだけでできます。お米1合に対して、ハトムギは5~10gほど入れます。お好みでハトムギ以外の雑穀を足すのもよいでしょう。

ハトムギエキス入りのサプリメントや漢方薬

3つ目は「ハトムギエキス入りのサプリメントや漢方薬」です。

ハトムギエキス入りのサプリメントや漢方薬は、忙しい人でも手軽に栄養補給できる方法です。大型ドラッグストアやネットスーパーなどで購入できます。

タブレットタイプや粉末タイプなど、バリエーションもあるため、好みのものを探してみるとよいでしょう。

ハトムギを摂取するときの注意点

ハトムギを摂取するときの注意点は2つあります。1つずつ見ていきましょう。

妊娠中や授乳中、乳児は使用を控える

1つ目は「妊娠中や授乳中、乳児は使用を控える」です。

ハトムギには子宮収縮作用があります。1日1~2杯程度なら、流産や早産になるということはありませんが、念のために妊娠中や授乳中には使用を控えた方がよいでしょう。

ハトムギ茶そのものはノンカフェインですが、安価なハトムギ茶の中には紅茶や緑茶などをブレンドしていることがあります。誤ってカフェインを摂取する恐れもあるため、乳児は控えたほうがいいでしょう。

稲アレルギーは使用を控える

2つ目は「稲アレルギーは使用を控える」です。

ハトムギはイネ科の植物のため、稲アレルギーのある人が使用をすると、アレルギー反応が出る恐れがあります。使用を控えるようにしましょう。

ハトムギでアトピーは悪化しないので安心して使おう

ハトムギはアトピーを悪化させるどころか、免疫機能を向上させたり、胃腸の働きを健全化させたりなど、改善へと促す成分がたっぷり含まれています。

ハトムギ茶やサプリメントなどで日常的に摂取するとよいでしょう。

また内側からデトックスしつつ、保湿成分のあるスキンケアをすることで、バランスよくアトピーの改善へと促していけるでしょう。

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